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Showing posts from November, 2016

Malagkit Available

Malagkit for sale. 先日収穫したもち米を精米してみました。 昨年に比べてきれいなもち米になっています。 お餅にして食べてみましたが、良いですね。 私の祖母の家では毎年年末に親戚がみんな集まってお餅を作って過ごしました。 お餅は丸いものだと思っていました。お店で買う切り餅は四角でしたが…。 お餅の形は東と西で違うことを数年前に知りました。 お餅はなんとなく特殊で縁起ものですね。 … そろそろ年末です。もち米はもちろん、鏡餅とかお餅が必要な方は声をかけてください。

田植ラッシュ

思わぬ雨が降りました。 乾季作の田植えが始まっています。 今季は4つの圃場を2週間かけて田植えを行なう予定になっています。 毎作ほとんどいつも通りのことをしていてほとんど変化がないのですが、何とか前進できるように小さな実験をいろいろ織り込んであります。 良い結果と良くない結果いろいろありますが、良い結果だけ次作につなげています。 今季は前作に良かった資材を全ての圃場で使っています。 今季の実験は肥料の種類と配分を考えています。 今までは適当にやっていた部分ですが、それを形にできるように考えています。 … それとは別で、内緒で有機米の試験も行えそうです。 自分の圃場ではないですが、そういった機会を得られそうです。 … 乾季作の収穫は2月ごろ。 またおいしいおコメが収穫できるように頑張ります。

経験と体験と人生

あいだみつおはやっぱり言葉に重みがあるね。という会話を思い出しだ。 その時は若い人の含蓄あるっぽい詩みたいなのに対してつっこんでいました。 やっぱり経験の差なのかね。という話だったと思います。 確かにおじいさんと若い人たちとでは経験に大きな差が出ます。 そこからにじみ出てくる言葉というものには重さが全然違います。 その時私は20代でした。そこから幾年も年が過ぎましたがまだまだ若いです。 そんな私が経験豊富な老人に勝てるのは夢と体力だけです。他は勝てません。お手上げです。 逆にそれだけでも勝てるという自信があります。 それでもそこそこに年を取ってきました。あんなこと言えるのはここ数年かもしれません。でも頑張ります。あと10年20年同じこと言えるように。 それとともに経験値も増えてきました。 経験等のはそんじょそこらの若者が言うような経験ではありません。5年10年続けてきたというのが経験です。 ちょっとインターンに行ったとか、世界一周行ったとかいうのはただの体験です。ちょこっと滞在しただけでは住んでいるのとはぜんぜん違います。 もちろんやらないよりはやった方がダントツに良いとは思います。 そこをはき違えて経験が大事と言っているようではまだまだだと思っています。 1年生が3年生に勝てないのです。 3年生も5年生には勝てません。 5年生も10年20年のベテランには勝てません。 長く続けてきたものに経験値がつくと思っています。 それが経験だと思っています。 わたしはまだまだこの国に住んで10年生くらいです。農業経営を始めてまだ4年生です。先輩方はたくさん存在します。経験では勝てません。でも体力は上から数えたほうが早いくらいにはなっていると思います。そしてまだまだ夢の見れる年でもあると思っています。 がんばるぜぃ。 … というようなことをヨーロッパでの雑談を思い出しながらテンションだけ上げてみました。

2作目の開始

とうとう乾季になってしまいました。 雨が降ってきません。 乾季作の苗を作っています。今季は3枚の圃場を同じ時期に作付します。 2月ごろの収穫を予定しています。 乾季作は台風の心配がほぼありません。 ただ、灌水が頻繁になります。それを少ない人数でどうやって回すのか。そこが今のところ課題だと考えています。 なかなか人が集まってくれない状況です。 人はいるのですが、みんな忙しいらしく、なかなか縁がありません。 前雨季作のもち米を今日収穫するのですが、ほぼ損なしでしのげそうです。 やっとマイナスにならないように持ってくることができました。 その代わり、野菜を広げてしまったのでそっちにお金を使っているのでなかなか手元に残らない状況ですが、気持ちが楽になってきました。 ちょっと遊びが増えてきたので減らさないといけないというのもあります。まだまだ人が足らない状況です。 … 経営を考えているとまだまだ頭を抱えることはたくさんありますが、こうやってイネの苗が育って元気なのを見ていると今季もまた始まったので頑張ろうという気持ちになってきます。

食が豊かになってきました。

たまに、日本語のフリーマガジンを見るのですが、広告のほとんどは日本食レストランだということが目につきます。 日本語の雑誌なので日本人向けなのですが、それでもこんなにも多くの日本食レストランがマニラにあるのかと思うと、日本人だけでなくフィリピン人も足を運んでいるのだろうと予想がつきます。 食に保守的だと言われていたフィリピン人も経済発展で豊かになって、珍しいものを食べたいと思うようになったのだと思います。 大きな市場で野菜を見ていると以前は見なかった野菜がどんどん増えてきています。それだけ需要が出てきたようです。 品質も良いもの悪いもので価格がだんだん大きくなっているようにも思えます。以前は、形があれば良かったという印象ですが、だんだん大きいもの、見た目の良いものの需要が増えてきているようです。 優秀な農家はそれに対して行動を起こしていますが、まだ多くの農家はそこまで見えていなく、今まで通りの方法で今まで通りの考え方で動いています。なかなか新しいことに踏み込む勇気がないようです。もしくはまだそんなに困っていないのかもしれません。 流行に乗ってすぐに大儲けできないのが農業です。やはり生産技術と土地の資本が重要な商売です。一つの道をこつこつと進んでいく方が長く事業を継続していく秘訣なのかもしれません。それでも、新しい事にどんどん取り組んでいかなくてはならない時代にはなっています。

Malagkit Harvest Soon

もち米の収穫が近づいてきました。 このもち米の収穫で長かった2016年雨季作は完了します。 11月になって雨季が終わったかのような天気の毎日です。 台風が心配なのですが、お天気の神さまにお願いするだけでほかにできることはありません。 … このもち米の品種は知人から分けて頂いたものです。 隣でももち米を生産していたのですが、それよりも籾が丸く太いのです。 昨年も生産して試食をしましたが、他のもち米よりもモチモチ度が高いように思います。 家ではお餅にして食べていました。 今年もこの時期に収穫して年末年始のためのお餅を作ることにしています。 鏡餅やお雑煮、ほっとするひと時を満喫するためだけにもち米を作付していました。 … それだけの思いで11月までにもち米が収穫できるように無理やり雨季作の最後の作付に入れてしまいました。 時期が良くなかったのか連続3作目の影響なのか虫害が多く発生してしまいました。 新しいことをやっているといろいろ勉強することができて、面白いですね。

Harvested Last Batch in Rainy Season

先日、現地米の収穫を行いました。 2016年の雨季作最後の圃場です。 この圃場は香りの高い現地米ともち米を作付していました。 もち米の方は今月中旬か下旬に収穫をする予定です。 … この現地米の品種はいつも生産している品種よりも香りが強いのです。 その代わり、少し硬いです。と言ってもマーケットで買えるおコメよりは柔らかくておいしい品種なのです。 そこまで柔らかくなく、しかも香りがあるこの品種の方がフィリピン人は好きなようです。 … 今年の雨季は5月から始まり圃場ごとに作付を分けてきました。 それが何とか無事に終えることができそうな予感があります。 それでも一段落ではなく、2作目がもう始まっています。2作目は一度に作付しています。 乾季になるためあまりに遅くすると渇水に引っかかってしまう可能性があるためです。 いくつかの圃場を一度に作付して今の人の数と配置でどこも損しないようにできるのか、これもまた挑戦になってしまいました。 … それでも雨季を無事終えることができそうでホッとしています。